日本における代表的な起業家できっとすぐに上げられるのがホンダの本田宗一郎、ソニーの井深大などだと思います。最近だとソフトバンクの孫さんでしょうか。しかし、これらの起業家よりも前の時代の偉大な起業家として渋澤栄一がいます。渋沢は江戸後期から明治・大正にかけて、まさに時代の動乱期において、農家に生まれ、武士に憧れ放浪し、その後武士となり、一橋家に仕え、その後幕臣となり、使節団の一員として訪欧中、倒幕、明治維新を迎え、その後政府に仕え、そして実業界に投じました。(これだけでも物語になりますね。)
その後渋沢はなんと約500社の企業の立ち上げに関わり、600の非営利団体の設立にも携わっています。きっと立ち上げた団体の数では世界一ではないかと思います。また立ち上げた数だけでなく、関わった企業、団体が現在でも各業界の第一線で活躍している企業がいくつもあることです。
渋澤が関わった現存する代表的な企業:
みずほホールディングス、日本航空、IHI, 東京電力、東京ガス、アサヒビール、王子製紙、帝国ホテル
渋澤が設立に関わった代表的な非営利団体:
東京証券取引所、東京商工会議所、日本赤十字、一橋大学、日本女子大学、聖路加国際病院
これだけの実績のある人物から起業・マネジメントに関して学べることは多いと思います。折に触れ学んで行きましょう。