今回の新型コロナウイルスの感染拡大で仕事の面で大きな影響を受けている方は少なくないと思います。痛みを感じていることでしょう。私もその一人です。しかし落ち着いて考えてみると、外部要因だけでなく自分がこのような危機への準備を怠ったことも原因であることに気づきます。
痛みを感じています。この「痛みを感じる」ことの意味はなんでしょうか。きっと、この稀な出来事に遭遇したことに何か意味があるのだと思います。
痛みを体験することで、同じ境遇にある方々の気持ちに寄り添うことができます。反対に痛みを感じていない人には真に相手の気持ちを理解することはできません。
私のマネジメントの講座では、マーケティングは「相手を思いやる心」と伝えています。マーケティングは「互いに幸せになる活動」とも言えます。この意味でのマーケティングを自然にできるようになるためには、痛みを感じることが必要です。そう考えると今回の危機で痛みを感じることはマーケティング力を高めるよい機会でもあります。
この痛みを和らげるためには、まず自分で和らげる努力をすることが基本となります。 今回の危機はマネジメントの視点から、その痛みの原因を理解し、改めて戦略を見直し新たな行動に繋げる良い機会であるとも言えます。
後に振り返った時に、お互いに「あの危機を体験したから、マーケティング力、マネジメント力が強化された。」と言えるようにしたいですね。