
国情報
地域:カリブ海諸国
面積: 13,939km2(156位)
人口:39万7000[1]人(172位)
おもな農産物:玉ねぎ、オクラ、トマト、オレンジ、きゅうり
お祭りの踊り
研修コース
JICA 持続可能な食料システム戦略による地場産業振興コース 2024(JICA帯広)
研修員:メイガンさん
所属先:農業省
研修時に作成したメイガンさんのビジョン
「バハマが持続可能な農業を主導する国になり、国内の社会的、環境的、経済的な課題に挑戦しながらSDGsの達成と気候変動に対応する」
帰国後の活動紹介
プロジェクト名:これからの農業、バハマのための自然農法プロジェクト(自然農法に関してはこちらの記事を参照)
プロジェクトの概要
食料自給率が低く、気候変動も影響も受けやすいバハマにおいて、比較的手間のかからない根菜類から自然農法による生産を導入することで、土地の肥沃度を高め、気候変動の影響耐えられる健康的な作物を生産し、国の主産業である観光業との連携し、付加価値の高い商品開発を目指す。将来的な若年層を中心とした雇用の機会創出も目指す。
プロジェクトの持続可能性
1)環境改善の効果
根菜類の栽培に自然農法を採用することで、環境負荷を抑え土の肥沃度を高めることが期待でき、このパイロットプロジェクトの成功で今後の他の作物の自然農法での栽培も検討できる。
2)社会面の効果
バハマでの若年層の失業率の高さが課題となっている。このプロジェクトが軌道に乗ることで、極端な主力の観光業に依存から脱却し、また食料自給率の向上にも繋がる
3)経済面の効果
バハマは欧米からの観光客が多く、有機農産品の価値が認められやすい環境にある。そこでレストラン、ホテルなどに環境にも健康にもよい農産物としてブランド化し販売することで、継続的な販売が期待できる。また価格が高騰している輸入される化学肥料を使用しないことで、生産活動の持続性も期待できる。
帰国後の活動概要(帰国後3か月 2025年1月現在)
研修終了後、帰国し上記プロジェクトの内容を関係機関の責任者のプレゼンテーションしたところ、好意的に受け入れられた。また、上司より自身の選定した農業者とともに農業省所轄の試験圃場でのプロジェクト実施が提案されました。
今後は必要な予算金額を精査し、農業大臣の承認を取り付け、実行段階に移行する予定です。
活動の様子(帰国後のプロジェクトプレゼンテーション)



小規模な試験的なプロジェクトでもよいので、実際に始められるようサポートしたいと思います。