今年は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大をはじめ、日本でも集中豪雨による大きな被害、また40度を超える猛暑など生命に危険を及ぼす段階に来ているように思います。そこで、私が薫陶を受けた偉大な起業家である渋沢栄一翁の唱えた「道徳経済合一説」を現代の状況に合わせて、「環境経済合一説」を推進したいと思います。
新型コロナウイルスに関しては、元々こうもりを宿主とするウイルスであり、森林破壊や野生動物の生体での取引等で距離が近づいたことが感染源であるとも言われています。集中豪雨、猛暑に関しては、皆さんご存じのように農業を含む経済活動の進展が原因です。実際に新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に経済活動が大幅に停滞したことを考えると「環境なくして経済なし。」と言えるのではないかと思います。
一説に「経済活動を止めれば環境は良くなる。」という話があり、実際に今回の中国の都市武漢のロックアウトで青空が戻ったという報道がありました。しかし人が活動を止めることが最善であるならば、我々の存在意義はないのでしょうか。 きっと存在意義はあるがその方法にまだ気づいていないだけではないでしょうか。そうであるならば皆さんと「環境経済合一説」、環境をよくすることで経済が発展し社会が豊かになる方法を「小さく早く」試して、探求と思います。