サステイナビリティ祭り2024

更新情報

9/8  ページ公開しました。

9/12 2024年度参加国情報(伝統的な舞踊など)掲載しました。

ページの説明
こちらのページでは、9/11-10/11まで北海道 十勝地域で実施されるJICA研修「持続可能な食料システム戦略による地場産業振興」コースで途上国の方々が「持続可能な食料システム」への移行の学習内容を研修の進度に合わせて逐次公開して、楽しみながら一緒に持続可能な農林水産業を中心とした地域づくりを考える機会にしたいと思います。

サステイナビリティ(持続可能性)とは

サステイナビリティ(持続可能性)は、以下のように定義されています。

持続可能性とは、将来世代がニーズを満たすことを妥協させることなく、現代世代のニーズを満たすこと。– UN Brundtland Commission in 1987.

簡単に表現すると、それは子供の世代、孫の世代のことを考えることです。(詳細はこちら「サステイナビリティとは」

なぜ持続可能な社会への移行が必要なのか

それでは、なぜ持続可能な開発による社会の形成が必要なのでしょうか。以下のビデオで解説します。

サステイナビリティ クイズ

サステイナビリティに関する簡単な5問のクイズに回答しながら学んでみましょう。(回答後すぐに正解が表示されます。)

ありたい地域の姿

まず最初に、私たちが暮らす地域が「こうなったらいいなあ。」と思うありたい姿を描きます。

©2024 インサイトマネジメント株式会社

持続可能な食料システム

理想の地域を達成するため、どのような持続可能な食の循環が必要かをシステムで考える必要があります。

みどりの食料システム戦略

本研修では農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」を学び、また政策に基づく都道府県の活動に賛同する農業者の方々を訪問し、自国の状況に合せた実践的な持続可能な食料システムへの移行を検討します。

農林水産省 みどりの食料システム戦略ページ

農林水産省 サステナウイーク2024ページ

持続可能な地域づくり(パーマカルチャー)

持続可能な地域を食の循環を中心にシステムとしてデザインする「パーマカルチャー」の手法を活用することで、持続可能な開発目標(SDGs)の17の目標もバランスよく取り組むことができます。

パーマカルチャーとは、パーマネント+アグリカルチャー(永続する農業)とパーマネント+カルチャー(永続する文化)の2つの意味を含んでいます。

以下のリンクで過去のパーマカルチャーに関する記事をまとめています。

カテゴリー:パーマカルチャー

研修の後半では今回紹介した各国の伝統舞踊・音楽を含む文化と農業を中心とした食料システムを次の世代につなぎ「ありたい姿」を達成するためにパーマカルチャーの具体的な手法を学びます。

ケーススタディ(北海道の事例)

研修の中で学ぶ北海道の事例の一部を紹介します。

持続可能な食事
満岡内科・循環器クリニック

身の回りには食べ物があふれていますが健康を考えた際に「何をどれくらい食べるべきか。」を知らないことに気づきます。多くの途上国では飢餓と肥満が並存しています。健康的な食習慣を理解することで、消費から持続可能な食料システムを作り変えることが可能です。
満岡クリニックでは、「持続可能な食習慣」が学べる楽しい動画を公開しています。(満岡クリニックYouTube チャンネル

持続可能な加工・小売り

満寿屋商店

地元では「ますやぱん」として知られる「100%十勝産の小麦使用」をはじめ、地元食材を利用した「地産地消」の取り組みを推進するベーカリーチェーンです。

満寿屋商店のビジョンは「2030年とかちがパン王国のなる。」です。

地産地消の取り組みの歴史はこちらのページで確認できます。

The craftmanship of masuya

また、ビジョンの絵、今後の自然の恵みでパンを焼く「自然ベーカリー構想」などは以下の記事で確認できます。

株式会社満寿屋商店(十勝毎日新聞記事)

持続可能な加工

循環・リサイクル

よつ葉乳業

よつ葉乳業は農家の方々の長年の努力で設立された乳業会社です。地域との共存、リサイクル、排水の浄化にも取り組み、今後の持続可能な酪農・乳製品事業の展開が期待されます。

よつ葉の約束(よつ葉乳業ホームページ)

持続可能な生産

やぶ田ファーム

やぶ田ファームでは「自然界の循環を畑で再現すること。」を基本に有機JAS認証も取得し、無農薬、無肥料で野菜の生産と加工をしています。また、農作業を通じて生きづらさを抱えるひとたちを支える活動も支援しています。

ミナイカシ 活動1年で初の収穫作業(十勝毎日新聞)

資源・環境の保全

帯広の森

帯広の森は昭和50年より100年計画で、開拓後一度農地化した土地を再度市民の手で森づくりをしています。普段は市民の憩いの場として災害時にはこの4平方キロメートルにおよびベルト地帯の森は市街地を隣接する木々が茂る2つの大きな川とともに囲み、自然を活用し被害を抑えるの役割も果たしています。(グリーンインフラストラクチャー

帯広の森・はぐくーむホームページ

2024年度コース 研修参加国

今回研修に参加する国々を含めて、発展途上国のほとんどが温室効果ガスの排出量は先進国に比べ非常に少ないにもかかわらずその影響はすでに顕著に表れている国がほとんどです。

今回は7か国を代表する研修員の方々の国の紹介と研修での取り組みを紹介します。国旗の下にある国名をクリックすると国の概要と各国のお祭りの歌と踊り見ることができます。農業・食料を中心とした独自の文化を含めた持続可能な社会づくりの学習内容を公開します。(期間中毎日少しずつ更新します。)

各国事例発表会

マレーシアから参加しているHakimさんから以下の歌を使って発表がありました。

帰国研修員の実践事例

すでに研修修了し、現場で持続可能な地域づくりを実践している帰国研修員の事例を紹介します。

国名をクリックするとプロジェクトの内容が確認できます。

サステナ ウィーク2024ページ(農水省)

農水省、環境省、消費者庁の連携により、持続可能な農業、食の循環の形成を促すため実施される「サステナウィーク」(9/16-29)のイベントの1つとして「サステイナビリティ祭り2023」を開催しています。この期間中に賛同するプロジェクト(あふの環プロジェクト)メンバーの企業、団体により様々取り組みが実施されています。

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マネジメントの探求

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