現代における大人の学問とは

あけましておめでとうございます。

新年を迎え、昨年末から考えていたことをまとめて書き留めておきます。ブログのよいところはの1つは継続して書くことにより、自分がどんなことを考え行動してきたか、その経過を確認できることです。

皆さんは昨年のお正月はどんなことを考え、どんな抱負をもっていましたか。

確認したところ、私は昨年の1月に「大人の学問とは」という記事を書いていました。この記事では、中国の古典の「大学」の初めに書かれている文章を紹介しました。「大学」の中では、自分自身の徳を積むことから始める重要性が説かれています。この内容は以前紹介した福沢諭吉の「修身要領」にも通じます。

偶然にも、今年も年末にかけて、同じテーマの本を読み考えていました。(大人の学びとは何か 三輪健二著)

この本の中に以下のような問いかけがあります。

「すべてのおとなが社会的に成熟していると言い切れるのだろうか。さらにはおとなであれば精神的にも成熟しているといえるだろうか。」

本の中では成熟性を示す指針のひとつとして、ヒトとヒト、ヒトと自然・モノとの「共生」の議論が展開されます。

自分自身を振り返り、成熟していないことを改めて認識し、更に現代において、利他の精神のみでなく、自然・モノに対する慈愛の心を持つべきであること。それが現代における「成熟したおとな」ではないかと考えました。

今年は考えているだけではなく、来年振り返った時に成熟したおとなに近づいているよう日々実行し、省察することを今年の抱負とします。皆さんの今年の抱負は何でしょうか。

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